返信先: クリアカード編の考察 Part01

#889

やっとこさ、やっとこさ22話分の台詞書き出し終えました……(まあ、あにこ便のコピペですから、完成度上げるためにはさらに一話一話もう一度見て、欠落した台詞を補ったりしないといけないはずです、ですがこれは最終目的でなく整理のための途中資料にすぎませんから、目的を見失わないという意味ではこれで完成でもいいかも)言い出してからなんとか一週間以内に完成させようと焦りました。

さて、「さくらちゃんは、他作品の魔法少女からすれば、大先輩にあたるポジションなんですが、」さくらは大先輩と言っても中期の魔法少女ものですからね。さくら以前にはサリーもアッコもいれば、メグやマコちゃん、モモ、クリーミーマミ、(ぴえろの魔法少女群)それに戦隊魔法少女(セイラームーン、ウェディングピーチ、ナースエンジェルりりか、赤ずきんチャチャ)などもいた。姫ちゃんにリボンやセイントテール(手品だって)、怪盗ジャンヌも欠かせませんね。

何が言いたいのかというと、何を引き継ぎ、何を拒否した魔法少女だったか(魔法少女をどう定義し、どう意味の拡散を防ごうとしたのか)という点は重要です。まず、戦隊モノと違って”戦闘はメインにしない”-あくまで日常ものであるはさくらの最初の特徴です。
セイラームーンこと月野うさぎの求心力の源「みんなのママだもの」は拒絶している。代わりに来ているのは「かわいいキャラ」「愛されキャラ」です。ただし、後年の萌えキャラと違って(勿論、18禁出身キャラを貶めたいわけでないですよ)「欲望される身体」であることは拒否しているみたいです。だからきらら日常系と違って属性や着替えシーン、水着で売れなくなってきたら釣ろうとしない。(勿論、入浴シーンも入れない)さくらは妹ですけど妹属性を売りにはしていない…特に昔はロリであることを引けらかしていましたけど「イルカさん、イルカさん、イルカさん」みたいなアホでかわいいセリフが多かったけど、今回は鳴りを潜めている。

それと戦隊ものでなくなったせいで戦闘シーンは単独であることが多い(セイラームーン依然と同様)小狼は助けてくれるけどメインではない。(タキシード仮面よりは仕事しているけど、)あと、さくらは魔法少女は変身するものを拒否した魔法少女です。ミンキーモモあたりからそれが当たり前になっていますけど、変であるし魔法少女の基本とはずれているというのがさくらメッセージです。で、アイドル路線も取らない。(クリーミーマミ化させない。)歌うのは脇にいる知世の役割と。戦闘シーンが多くなるとみんながいるから絵空事になってくるんです。(誰も助けてくれないし)魔力の使えないキャラも重要であるといわすためには戦闘を激しくするわけには行けない。(知世が重要でないといけない)

後年の魔法少女との間の関連ではパロディものは置いとくとして新房魔法少女との関係が需要でしょう。パロディ路線は(さくらもそういう作風ですけど)「魔法少女」に囚われすぎなんです。例えば「奥様は魔法少女」「ドクロちゃん」「大魔法峠」などは魔法少女という枠で辛うじて辛うじて何の作品かわからなくなるのを防いでいるんです。(魔法少女サイトも同様)旧作ではさくらは「魔法少女」引き継ぐことにかなり意図的だったと思いますけど今作では敢えて引き継がないことにしていると思います。「カードキャプターさくら」は知世目線から見ても「カードキャプター」です。今作では(魔法少女ではなく)

新房作品との関連では魔法とは何なのか定義次第でしょう。職業なのか、引き受けてしまった業なのか、手段か、海渡さんは何かの目的のためにカードを欲しがっています。(手段)この物語が始まるまでもう長らくカードさんのお世話になってなかったさくらはミンキーモモのように非日常の奇跡にしてしまいたいようです。(卒業したい)でも現在のさくらはどんどん魔力が強くなっているので《お前はもう戻れない》小狼は(あまりに強い力は己自身を不幸へと導くと…)業が深まるのを気にしています。

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