さくらが新しいカードを作るきっかけが、さくらカードが透明になってしまった事なのかどうかは、まだ不確定です。
順番として、カード創り始める➡さくらカード避難のパターンもアリかなと私は考えています。
最初の夢で砕けたのがさくらカードかどうかは未確定ですし、あの夢はまだこれから先に新しいカードに起こることかも知れません。
エリオルと小狼はきっとなんらかの方法でカードが創られることを予期(予知)して行動開始したのでしょう。
●どうやって予想したのか?
そういえば、エリオルは魔法具としてカードを使いません。鍵(杖)はありましたし、守護者もいたのに、創らなかったのでしょうか。創れなかったのでしょうか?力の強さで考えみると、漫画ではさくらのお父さんと力を分けて生まれたので、創れないのかも知れません。
力がものすごく強くないと何かを創り出すって無理です。そして、理由は語られていないので合ってるかわかりませんが、カードを作るって事自体が結構な危険を伴うのではないかと考えました。
(エリオル的に考えての危険要素)
カードを創る=自分の願いを形にする(自分のためであれ他人のためであれ)、という力の使い方の型が出来上がってしまった結果、クロウはたった一瞬願ってしまっただけで侑子を留めてしまったのだと思います。
他の魔術師を考えてみると、どんなに強くても海渡もエリオルも魔法陣と魔法具(杖または時計など)をつかって決められた術式のなかで魔法を使っています。「学んで手順さえ知ればある程度の者なら使える」ってやつですね。
余談ですが、あのファイでさえ、さくらの羽を利用してしかチィを生み出せていませんでした。
だから、自分の望んだままにカード(ある意味魔法具)を創り出せるって、特殊で高度で危険です。
かたや、さくらは杖とカードという魔法しか使ったことがありません。他のやり方は見たことあっても習ったりはしていない。なので、さくらの中には魔力を使う=カードを使う、というパターンが出来上がっています。(新しいカードつまり「魔法具」が鍵(杖)とカードというセットの形になったのは、魔法=カードというパターン化された概念がさくらのなかにあったからでしょう。)
さくらの力がどんどん強くなっていることにエリオルは気づいていたのでしょう。連絡を取っていましたし。(スマホで分かるのかは不明ですが笑。)
クロウを凌ぐ力の強さ、そして願いをカードという形にできる(してしまう)というパターンがさくらにある。こう考えるとエリオルはさくらがカードを創り始める事と、ある程度の時期は予想出来たかと思います。そしてこれは危険だ、と判断したのでしょう。
●じゃあなぜその危険性を事前に告げなかったのか?
これがね…。うーん。
別段根拠はありませんが、発散されないストレスが身体を蝕むように、力を発散させずにもて余すとさくら自身になにか悪影響があるとかなのでしょう、きっと。
事前に伝えられれば、迷惑をかけたくないとカードを創らないようにさくらは頑張ってしまいそうですが、それだときっと更なる暴走の危険があるとか。
でなきゃホントに、伝えなかった説明が付きませんよ…!