最新話で気になったのは、海渡さんの
クロウが魂を二つに分けた際、藤隆さんの方が魔力を宿す容量が大きいから、エリオルの方が魔力を継いだ
という考察なんですが、さくらカード編11巻のエリオルの説明と、海渡さんの考察が食い違っているんですよね。
エリオルは、クロウであった時に、自身のあまりに強い魔力に困っていたので、死んだ時に魂を二つに分けた際に、魔力も二つに分けようとしたが、クロウの力を持ってしても出来なかったと説明してます。
あえてエリオルが魔力を継いだ。と、魔力は二つに出来なかった。では、意味が異なります。
海渡さんの考察が正しいなら、エリオルはあの時、さくらちゃんたちに嘘を伝えたということになりますし、そもそも、藤隆さんの為に、あえてエリオルだけが継いだ魔力を、エリオル本人がさくらちゃんに頼んで、藤隆さんにも魔力を分けたわけで、そんなことをして藤隆さんは大丈夫なのか?という疑問も出てきます。
まあ、魔力を分けられた藤隆さんの様子に変わった点はないので、さくらちゃんが魔力を分けたなら問題ないんでしょう(今のところは)
ただ、あの時エリオルが嘘をついたとなると、その理由がとても気になります。
俺は長年、「先のことが全て分かるのは、生きていくうえで愉快なことではない」という自分勝手な理由で、さくらちゃんに世界最高クラスの魔力を与え、魔術の世界に巻き込んだエリオルの行いに納得してなかったので、ようやく別の真相がある可能性が出てきて、長年の疑問が解消されるのではないかと、ちょっと期待してます。
(まあ、仮に別の真相があったとしても、クリアカード編で「強過ぎる力を持つ者は不幸になる」という教えがあるにも関わらず、世界最高クラスの魔力を与えた上に、何も教えてこなかったという事実が発覚したので、どのみちエリオル達は嫌いなままですが)