2019年7月19日 23:36#1792
それにしても、このクリアカード編、なんやかんや3年くらい連載されてますが、
一族と協会によって魔法具にされた後継者の少女と、その少女を助けたい魔術師
の物語であって、木之本桜の物語要素が薄いとは思いますね。
海渡さんと秋穂ちゃんの物語に、さくらちゃんを関わらせる為に、クリアカードの設定を足した感といいますか、さくらちゃんは巻き込まれただけ感がすごい…
話の流れ的に、
ユナ.D.海渡が、詩乃本秋穂を助ける為に、「時計の国のアリス」という本を使って、木之本桜の魔力を暴走させ、クリアカードを創らせるようにした
でも成立しそうなんですが、「何故さくらちゃんの魔力が暴走したのか?」という点を、誰も考えてくれないうえ、参考になるような台詞や描写がほとんど無いので、考察しようがないんですよね。
じゃあ、今回の物語の中心人物である二人。海渡さんに関しては、この作品では今まで有り得ないと思っていた、「さくらちゃんの敵」という立ち位置で、良くも悪くも話を動かしてくれるので割と好意的なんですが…秋穂ちゃんはなー。気の毒とは勿論思いますし、嫌いになる要素はないのですが、じゃあ、好きになる要素があるかといえば…うーんなんですよね。そもそも
・さくらちゃんが「双剣」を創ってしまうきっかけとなる話をする
・彼女は魔法具で、一族や協会が遠隔操作可能
・本人は何も抵抗せずに操られ、対象を襲撃する
「信用できねー」とは思います。
ホント海渡さんは大丈夫なのか?
海渡さんは時を戻して寿命を削りまくり、弱体化。
魔法具は、クロウの後継者の力を奪うことができる立ち位置。と、一族と協会が一番メリットがある状況なんですよね。